ドラマから見る女性用語の特徴
――「江:姫たちの戦国」を例に――
要 旨:応仁・文明の乱以後の乱れた世相を、当時の公家が古代中国の「春秋戦国時代」の乱世になぞらえ「戦国の世」と表現したことに由来する。この時期は室町時代末期から安土桃山時代にかけて、政権に因む時代区分と平行して「戦国時代」と呼称される。将軍を中心とした幕府の威信は日に日に衰退で、百年の政局をまぎらわせ、群雄割拠の時代で、戦争形態が変化し、封建制度も次第に破壊されてきた。
このごろ、日本とヨーロッパの本格的な貿易交流が始まり、日本に大きな影響を与えた。この時代は社会の重要な変革時期なので、女性用語の研究によて時代の変化や、社会の世相や日本の文化を理解すること及びその発展に重大な意義がある。本論はこの時期の代表的な歴史ドラマ「江:姫たちの戦国」を研究対象として、典型的な用語を抽出し、戦国時代の女性用語の特徴をまとめてみた。また他の関連文献を参考し、感嘆詞、美化語などの面にも目を向け、比較研究の手段によって、この時期の言語の動態を詳しく分析したい。
キーワード:戦国 女性用語 特徴 影響
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに -1
2.女性用語について-2
2.1 女性用語の定義-2
2.2 女性用語の発展状況-2
3.「江:姫たちの戦国」の社会背景-4
3.1戦国時代前後の社会背景-4
3.2「江:姫たちの戦国」の女性の地位の概説-5
4.「江:姫たちの戦国」の女性用语-6
4.1感嘆詞-6
4.2文末表現-6
4.3副詞と美化語-8
4.4「姫たちの戦国」中の女性用語の特徴-9
5.戦国時代の女性用語の影響-11
5.1 戦国時代の社会環境が女性用語に与えた影響-11
5.2戦国時代の女性の用語が現代女性用語に与えた影響-12
6.終わりに-13
謝 辞-13
参考文献-15