要旨:どの国にも特有の言葉文化がある。人に謝る時、日本語では「すみません」といい、中国語では「对不起」という。しかし、日本語を少し勉強した人なら日本語の「すみません」は中国語の表現と違うところがあることが傷つくあろう。
2002年再編集した「現代漢語辞典」では、中国語の「对不起」は、ただ謝る意味しかないと書かれている。
また、「新明解国語辞典(第五版)」では日本語の「すみません」はお詫びや人と交渉を持つ時に使う言葉であるとしている。ほかに「美丽的岛国——日本」で「すみません」は「ありがとう」とか「もしもし」とか「ごめんなさい」とか「ごめんください」などの意味でも使われていると説明した。そのほか、「すみません」における研究はいろいろある。しかし、主に場合を挙げて、言葉使いについての対照研究はあまり見られない。
また、日本人はなぜ同じ言葉を違った意味で使うのだろうか。元来、日本語の「すみません」と中国語の「对不起」はみんな謝るの意味であるが、日本人はなぜ「ありがとう」と言うべき場合にそれを使わず、「すみません」をよく使っているのだろうか。
本稿では、このような疑問を中心に、それぞれ違う場合を挙げて、日本語の「すみません」で「ありがとう」と言う意味と何かを頼む時、また人を呼びかける時に使っている「すみません」を分析し、逆に中国語ではただ一つだけの意味しか使えない原因を分析しようと思う。
日中両国語の「すみません」と「对不起」は元の意味ではみんな謝るの意味で使われたのであった。しかし、上で論じた内容から、日本人はなぜこの同じ言葉を違う場合で使われているのかが、今は分かった。即ち、使い違いは確かに日本の特有の文化とつながりがあることと日本人は他の人に面倒をかけるのがあまり好きではないことが分かる。だから、「すみません」を入れてよしんば小さなことであっても謙遜した態度をとるのが日本人である。
最後に日本語を勉強する時は必ず日本文化についても勉強することが重要である。そして、正しい文化知識を引き入れたら、日本語学習者達にもっと役に立てばと到っているのである。