要旨:国家を問わず、人種や社会地位も問わず、苗字は私たち日常の生活で不可欠な存在である。苗字は個人や家族のシンボルだけでなく、ある意味で、社会関係を反映していると言ってもいい。また、苗字の研究を通して、この国の文化も理解することができる。
日本では、明治維新以前、氏、姓、苗字は支配階級の特権と言われるほどである。一般民衆は苗字が持たなくて、「非人」、「穢多」と呼ばれる。明治3年の時、政府は徴兵、徴収、戸籍管理のため、明治天皇は「平民苗字許容令」を公布した。宣伝の力を強めるため、明治8年に、「平民苗字必称義務令」を布告した。そして、平民は慌てて自分の家族の苗字を作り出したのである。それで、日本は世界中で最も多くの苗字を有する国の一つになった。
日本人苗字について多くの起源が見られる。一番早いのは天皇は貴族や大臣などに賜るものである。例えば、源氏、平氏、、藤原氏、橘氏などである。中国や朝鮮半島からの渡来氏族もあった。例えば、秦、張、呉などである。また、所在地によって作った氏姓も多くあった。これ以外に、職業や宗教、伝説などという起源も見られる。日本人苗字の起源には豊かな社会文化要素が含まれていた。それで、大和民族の苗字を研究することは人々にとってすなわち日本の社会文化を理解することでもある。それに、日本民族文化を宣伝するとともに日本国と世界各国との文化交流を促進することにも多少役に立つだろうと思う。
キーワード:日本人苗字 起源 文化
目次
中文摘要
要旨
はじめに1
1、日本人苗字の形成 1
1.1、皇族関係の苗字 1
1.2、地形、地名による苗字 2
1.3、職業から生まれた苗字 3
1.4、宗教、信仰との関連苗字 4
1.5、伝説から形成された苗字 4
1.6、他の諸事情から派生した苗字 5
2、日本人苗字のバラエティー化 5
2.1、在来の日本人苗字の普遍性 5
2.2、現在の日本人苗字の多様性 5
3、日本人苗字に見る中国文化の影響 6
3.1、日本人苗字と中国人苗字の区別 6
3.1.1、中国人苗字の悠久たる歴史 6
3.1.2、中国人の祖先意識 6
3.1.3、単姓と複姓の区別 7
3.1.4、漢字圏文化の影響7
3.2、日本人苗字における中国要素 8
おわりに 8
参考文献 10
謝辞11