要旨: オノマトペは日本語にとって不可欠な言語要素である。そこで、本論の目的は4つの訳文は日本語のオノマトペの翻訳にどのような相違点があるか。そして、それぞれの特徴及び情緒を現れしているかを明らかにしたい。結論としては、①中国語のおけるオノマトペは日本語ほど多くなく、系統的ではない。中国語に訳す際に、日本語のオノマトペに対応する訳語が少ない。②林少華がオノマトペを割合多く翻訳するのに対し、ほかの訳者は直接的にオノマトペを用いていないが、代わりに動詞、副詞などを用い、原作の意味を表現していることが分かった。
キーワード:オノマトペ 中国語訳文 比較分析
目次
要旨
中文摘要
1. はじめに-1
2. 先行研究-2
2.1オノマトペに関する先行研究-2
2.1.1オノマトペの定義-2
2.1.2オノマトペの分類-2
2.1.3中日擬声語の相違-2
2.2 オノマトペの中訳に関する先行研究-3
3. 中国語訳文の比較-4
3.1『伊豆の踊り子』におけるオノマトペの使用-4
3.2四つの訳文におけるオノマトペの翻訳についての比較-5
3.2.1擬声語について-5
3.2.2擬態語について-9
3.2.3擬情語について-11
3.2.4擬容語について-13
4. 終わりに-15
参考文献