要旨:どの国家、どの民族でも多かれ少なかれ忌み言葉があるはずだ。日本も例外にしてはならない。日本の忌み言葉は平安時代から始まり、今まで千年の歴史がある。そして、及ぶところも広く、衣食住から政治、外交と文化まで広がっている。日本の忌み言葉は言霊信仰と大きな関係がある。古代で言葉には霊が宿っていて、縁起が悪い言葉を言ったら、このようなことが起こる。言葉と文化は互いに依存し、互いに影響する。言葉は文化の担体で、文化は言葉を制約する。だからこの文はいくつかの面に分けて、例えば、呼称の忌み言葉、日常生活の忌み言葉、特別な場合の忌み言葉と業種の忌み言葉などを通じて、日本人の国民性が見られる。日本人の国民性は多いが、でも上に述べた忌み言葉、たとえば、呼称と人の名前における忌み言葉、数字の中の忌み言葉と特別な場合における忌み言葉からには集団意識の中の敬意意識と身分意識が見られる。病人を見舞う時の忌み言葉、他の忌み言葉と報道における忌み言葉からには配慮意識が見られる。日本の忌み言葉と国民性を分かれば、日本語を勉強する人にとっては、日本語を学ぶことではなく、交際の時でもよいことである。
キーワード:忌み言葉;国民性;日本語
目次
要旨
中文摘要
第1章 はじめに-1
1.1 研究の背景-1
1.2 先行研究と本文の研究-1
第2章 日本における忌み言葉-3
2.1 呼称と人の名前における忌み言葉-3
2.2 日常生活の忌み言葉-3
2.3 特別な場合の忌み言葉-4
2.4 報道における忌み言葉-4
第3章 忌み言葉から見る国民性-5
3.1 日本の忌み言葉と集団意識-7
3.2 日本の忌み言葉と配慮意識-8
第4章 おわりに-11
参考文献-13
謝辞-14