要旨:長い歴史を持つ日本庭園の独特な建築芸術には、日本の禅文化と自然観が含まれている。日本の庭園の歴史が長く、飛鳥時代から現れてきたのである。伝統的な日本庭園は、池泉庭園、枯山水庭園、露地庭の3大様式がある。その中で、枯山水庭園は日本の庭園の中に特別な存在であり、室町時代中期から今まで持続的に発展されてきた。本稿は日本の枯山水庭園に焦点を当て、日本の枯山水庭園とは何か、日本の枯山水庭園に含まれる禅文化と自然観を具体的に検討する。
本論文には三つの部分からなっている。第一部分は日本の枯山水庭園の概観であり、枯山水庭園の特徴、分類、形成原因と発展過程について考察し、枯山水庭園に発展する必然性も探る。第二部分では、筆者は枯山水庭園に含まれる「禅文化」を検討する。まず、日本の禅文化とは何か、次に構成要素、造園手法の二点から枯山水庭園に含まれる「禅文化」を明らかにする。第三部分では、枯山水庭園に含まれる日本の自然観を検討する。まず、日本の自然観とは何か、次に構成要素、造園手法の二点から枯山水庭園に含まれる日本の自然観を明らかにする。
この研究によって、日本の枯山水庭園にに含まれる日本人の「無一物中無尽蔵」などの禅文化と「自然を崇める」、「人間と自然が調和に付き合っている」などの自然観を明らかにすることができると思う。
キーワード:枯山水庭園、禅文化、自然観
目次
要旨:
中文摘要
はじめに-1
第一章 日本の枯山水庭園の概観-1
1.1「枯山水庭園」とは-1
1.2枯山水庭園の形成原因-2
1.3枯山水庭園の発展過程-3
第二章 日本の枯山水庭園に含まれる「禅文化」-4
2.1日本の「禅文化」-4
2.2構成要素に含まれる「禅文化」-5
2.3造園手法に含まれる「禅文化」-6
第三章 日本の枯山水庭園に含まれる「自然観」-7
3.1日本人の「自然観」-7
3.2構成要素に含まれる「自然観」-8
3.3造園手法に含まれる「自然観」-8
終わりに-9
参考文献-10
謝 辞-11