要旨:本論では、『小倉百人一首』の詠秋歌を研究し、物の哀れと幽玄と余情などの伝統的な美学理念を分析し、その中での美的な元素が一々呈出される。歌人たちが写した様々な秋の姿から日本の伝統的な和歌の美が窺われる。とりわけ、紅葉の和歌から、紅葉が日本古典和歌美における大きな役割をたつことはわかる。『小倉百人一首』の詠秋歌を分析して日本民族の審美観と文学観が窺われる。この研究は、日本人の詠秋歌に描写された無常観と自然観を深く理解することにも役立つことを願ってやまない。
キ一ワ一ド:日本;和歌の美;自然観;無常観
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
1.1. 和歌の美 1
1.2.『小倉百人一首』 2
2. 自然景色を描いた作品-2
2.1.人間と自然の関係-2
2.2.日本人の自然観-3
3. 詠秋歌-3
3.1.単純に景色を描写した作品-3
3.2.無常、寂寥を描写した作品-4
3.3.思い出の作品-5
3.4.紅葉で悲愁、賛秋を詠んだ作品-6
4.日本人の無常観-7
5. 終わりに-8
参考文献 -9
謝辞-10