要旨
茶道は日本民族の生活の中で不可欠な存在であるといえば、茶室は日本民族の文化記号の一つとして日本建築の誇りとなると思われている。昔から今まで多くの学者は茶室建築の空間特点と茶室建築そのものに含まれている精神的なものを描写し、人間に茶道の魅力を感受させ、日本民族の美意識を伝える。本論文では、先行研究を踏まえながら、茶室建築に含まれる日本人の美意識の内容、根源と日本建築への影響を探究し、日本文化へのより深い理解を目指したい。
キーワード: 茶室建築; 美意識; 禅宗思想;自然観;物の哀れ
目次
要旨
中文摘要
1. はじめに1
2. 先行研究1
2.1 茶室に含まれた自然の美2
2.2 茶室に含まれた禅宗の境地の美3
3. 茶室に含まれた美意識の内容4
3.1 欠陥の美4
3.2 空寂の美4
3.3 脱俗の美5
3.4 枯れの美5
4. 茶室に含まれた美意識の根源6
4.1自然との一体感6
4.2物の哀れの感情6
4.3宗教の根源7
5.日本建築への影響8
6.おわりに9
参考文献10