要 旨:茶は中国で生まれたものであるが、日本に伝わった後、日本の伝統文化と結びつけて、発展しており、今は芸術、哲学、礼儀を含みこむ総合的な文化体系となった。日本茶道は室町時代、村田珠光を祖とし、武野紹鴎を経て千利休に至って大成、 歌道や禅の精神をとり入れ、 わび・さび、 和敬清寂を主体とする。
キーワード:日本茶道;流派;歴史;文化
今、茶道はすでに日本独自の一種の文化形式になった。日本茶道の発展にしたがって、いろいろな茶道流派が現れった。茶聖利休の子孫が表千家・裏千家・武者小路千家の三家に分かれて、今日に伝わり、その他、門流が多い。3千家は、いずれも、利休の孫宗旦の息子から分かれたものであって、表千家を中心に、婚姻関係もしばしば重ねられ、互いに相扶けて茶道文化の興隆に寄与するところ、 偉大なるものがあった。 茶事の方式においては、 根本に変わりはなく、子々孫々、相伝えて今日に至っている。現在、日本で様々な茶道流派が存在するが、 各茶道流派が自己の特色を持って、 深い茶道思想と理念を含む。 だから、拙文は日本茶道の歴史を対照し、 更に日本各茶道流派の探究と日本茶道の思想文化を課題として、さまざまな資料や文献を参考し、自分の浅い見解を述べていきたいと思う。茶道流派の研究を通じて、中日文化の友好交流と発展のため微力を尽くしたいと思う。