要旨:中日両国は一衣帯水の隣国である。古代から両国の往来は頻繁であるため、万里も隔たっている西洋人の目から見れば、両国があまりかわりなく同じようで、区別がつかない国である。それだからこそ、西洋人にとっての中日のイメージの差異を研究することにより、国際問題を解決し、中国の国際イメージを向上させることができる。本論文では中国で発行されている政治、経済、文化学等の分野の西洋の教科書における中日像にいつての記述内容を分析することを通し、西洋人の目の中の中日像の異同をまとめた。まず、本論文では分析対象の著作から中日像に関する内容を選別し、それに基づき、著者の目の中の中日像はどうであろうかをまとめた。。次に、それを基づいて、各学科の分野における西洋学者の目の中の中日像の共通点と相違点を考察してみた。
本論文の分析と考察を通じて、以下のようなことがわかった。①中日は文化的に共通性があり、差別は大きくない。②中日は両国とも経済の発展は実り豊かな成果を得たため、国際社会から広く認められている。③西洋の学者の目から見ると、中国は依然として強権政治の社会主義国家として認識している。彼らは中国に対しては比較的な専制で、一党独裁の強権政治の国という印象を持っているが、日本に対しては完備した選挙制度を持っている民主国家である印象を持っている。
キーワード:中日像、西洋人、教科書、異同
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-6
1.1問題意識-6
1.2先行研究-6
1.3本論文の研究内容-7
2.研究方法-7
2.1関連理論-7
2.2本論文の研究対象-8
3.政治学の分野における中日像の異同に対する考察-9
3.1政治学の著作における中日像-9
3.2中日像の異同分析-10
4.経済学の分野における中日像の異同に対する考察-11
4.1経済学の著作における中日像-11
4.2中日像の異同分析-12
5.文化学の分野における中日像の異同に対する考察-13
5.1文化学の本における中日像-13
5.2中日像の異同分析-14
6.おわりに-15
6.1結論-15
6.2本論の不足-15
6.3展望-15
参考文献
謝辞