中日両国における女性メイクの歴史的な変遷と相互影響について
要 旨:中国と日本は一衣帯水の隣国で、文化交流の歴史も悠久である。歴史の変化とともに、女性メイクも変遷してきている。ある程度で、化粧は審美観への反映といえる。したがって、中日両国における女性メイクの歴史的な変遷から、民族の審美眼および性格を直接に反映することができよう。
本文は化粧の起源や特徴、中日における女性メイクの歴史的な変遷などを検討しようとする。具体的には、中国には夏商周時代、秦漢時代、魏晋南北朝時代、隋唐時代、宋時代、明清時代、日本には縄文弥生時代、大和時代、奈良時代、鎌倉室町時代、江戸時代、明治時代に分けて、考察を述べる。また、歌舞伎と京劇の化粧を代表に、民族審美の特徴及び女性メイクに関する相互の交流・影響を考察する。最後に、中日両国のさらなる文化交流にプラス役割を果たしたい。
キーワード:メイク 歌舞伎メイク 京劇メイク 文化交流
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.先行研究-1
3.化粧の起源-1
4.中国におけるメイクの歴史的な変遷-2
4.1 夏商周時代-3
4.2 秦漢時代-3
4.3 魏晋南北朝時代-3
4.4 隋唐時代-4
4.5 宋時代-4
4.6 明清時代-4
5.日本におけるメイクの歴史的な変遷·4
5.1 縄文弥生時代-5
5.2 大和時代-6
5.3 奈良時代-6
5.4 平安時代-6
5.5 鎌倉室町時代-7
5.6 江戸時代-7
5.7 明治時代-8
6.中日におけるメイクの相互影響-8
7.おわりに-12
謝 辞-14
参考文献-15