要旨:漫画とは何か。簡単に言えば、絵画界に立脚し、文学と絵画の間に位置し、絵と文章がともに充実している方式を通り、物語の筋を描写する芸術形式である。周知のとおり、日本は漫画の大国で、国内で人々に人気を呼んでいるだけではなく、国内でも大人気で、世界中流行するようになった。もちろん、漫画はある国家特有のものではない。中国の漫画は新たに盛んになったから今まで、輝かしい時期もある。国ごとに皆は自分の独特な構成元素がある。中日両国の漫画は重なる構成元素がないように見えるが、一つの公約数をひそかに含んでいる。それは孫悟空である。去年は旧暦丙申年で、猴年の代弁者として、孫悟空の漫画イメージが至るところに見える。孫悟空は中国の漫画の形成初期でも、最高峰に到達した時期でも、長い時期が経っても衰えない創作主題である。同時に、東アジア大衆文化の分野でもどっしりと揺るぎない中堅力量である。特に、日本の漫画では、最大の中国元素は孫悟空である。本稿は横と縦という2つの角度から、中日両国初期の漫画と二十世紀末の漫画の中にある孫悟空イメージを比較して、この二つの時間段の孫悟空イメージが各自の異なる原因を検討する。中日両国人民の民族潜在意識や美意識などの変化を観察し、そして今後の発展中漫画が現れる問題を検討している。
キーワード:孫悟空、中日漫画、大衆文化、民族潜意識、美意識
目次
要旨
中文摘要
1はじめに1
1.1問題提起
1.2先行研究
1.3研究方法
1.4資料収集
2初期漫画における伝統的な中日孫悟空イメージの比較2
2.1外貌
2.2性格
2.3才能
2.4創作意図
2.5異同を起こす原因
3二十世紀末の漫画における中日孫悟空イメージの比較5
3.1外貌
3.2性格
3.3才能
3.4創作意図
3.5異同を起こす原因
4中日漫画における孫悟空イメージの異同を起こす原因8
4.1初期漫画における
4.2二十世紀末の漫画における
5終わりに10
参考文献11
謝辞12