要旨:扇子の歴史が長くて、中国も日本も独特な扇子文化がある。扇子の芸術価値は非常に巨大である。その中で、扇面画はおろそかにしてはいけない。扇面画は千姿万態で、題材や構図など方面で研究価値がある。
扇面画の題材の面で、中国はいつも花鳥虫魚や山水楼閣や人物風習などを使っている。他に、書道作品も多い。花鳥が題材としての扇面はよくある。日本の扇面画の題材は中国と比べて異曲同工な妙があるが、違うところもある。日本の扇面画の中で、たとえば構図の面で、扇子の形が独特であるから、扇面画の構図は普通の絵と比べてかなり違っている。例えば、中国の扇面画構図の「馬一角、夏半分」はとても独特である。その他に、扇は団扇と扇子の区別があるので、違う所がある。作風の方面で、中国と日本もたくさんの違いがある。例えば、建物の扇面について、一般的に、日本の建物の扇面画の中で、屋根がない部屋がある。それに対して、中国の扇面画が建物の完整性を求める。
本文は中国と日本の扇面画を対比する。扇面画の題材、構図、作風の三つの方面から、二国の扇面画の異同点を比較し、その原因を研究する。
キーワード:扇面画;題材;構図;作風;文化
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに・1
1.1 扇子の歴史について
1.2 扇面画について
2.扇面画の題材の比較・2
2.1 中国の扇面画の題材
2.2 日本の扇面画の題材
2.3 題材についての分析
3.扇面画の構図の比較・5
3.1 中国の扇面画の構成
3.2 日本の扇面画の構成
3.3 構成についての分析
4.扇面画の作風の比較・7
4.1 日本の扇面画の作風
4.2 中国の扇面画の作風
4.3 作風についての分析
5.結論・9
6.終わりに・10
参考文献11
謝辞12