要旨
就職は大学生にとっての最大のイベントであり、かつてはいい企業を選択し、そこに勤めることが将来の成功のシンボルとさえ考えられていた。近年、全国大学の拡大募集に従って、大学卒業生の人数が急増し、大学生の就職の問題はすでに社会の広範な関心を引き寄せられるようになり、一つの難題となっている。これとともに、日本の大学卒業生も同じ問題に直面しなければならない。厳しい就職状況に直面して、どのように卒業生を順調に就業させるかは、高等学校と社会にとって重要な課題となっている。
本論文は中日大学生の就職現状に対する分析と研究を通して、中日大学生の就職難の原因を探究した。その原因として主に社会人・職業人としての基本的な資質・能力の不足や職業観・勤労観等の未成熟やフリーター志向などがある。そしてその原因に対して、大学生の就職状況を改善する対策を出し、主に指導や教育課程や指導体制などを改善する。大学生の就職問題は、高等教育事業を推進し、社会の安定を保ち、科学教育による国の振興戦略にも有利で、全面的に小康社会を建設するにも現実的意義がある。
キーワード: 中日大学生;就職問題;中日比較研究
目次
要旨
中文摘要
1. はじめに.1
1.1中国大学生の就職現状
1.2日本大学生の就職現状
1.3本研究の方法と先行研究
2. 中日大学生の就職問題の背景.2
2.1職業人としての基本的な能力の不足
2.2職業観・勤労観等が未成熟
2.3フリーター志向
3. 中日大学生の就職問題の対策.4
3.1指導の改善・充実
3.1.1 インターンシップ等の積極的な推進
3.1.2 計画的・継続的な進路指導の実施
3.1.3 保護者との連携の促進
3.2 教育課程の改善
3.2.1 基礎的・基本的な学力の充実
3.2.2 職業に関する学科における就業体験等の充実
3.2.3 普通科における職業教育の充実
3.3指導体制の改善・充実
3.3.1指導体制の確立と教師の研修
3.3.2進路指導主事の職務専念のための条件整備
4. おわりに.8
参考文献9
謝辞.