要 旨
本研究は、「割り勘」について日本と中国の国民の理解および態度を比較し、分析する。さらに、人間関係を問題点として切り込んで日中文化の差を研究することを目的としている。本稿はまず、「割り勘」の起源を分析した。「割り勘」の具体的な意味、由来、日本と中国での現状を研究してきた。次に、アンケートの形式で、「割り勘」について日中国民の見方、態度などの面から調査、分析と比較研究を行った。それから、調査の結果を詳細的にデータ解析し、図表の形で日中国民が「割り勘」についての見方と態度の差鮮明的に表した。その後の理論についての研究に依頼できるデータサポートを提供した。また、調査結果と文献分析を連携し、人間関係を中心にする日中文化の差を初歩的に論述してみた。そして、文献資料を基づき、調査の結果を結び合って、日中人間関係の文化差の形成原因を討究してきた。具体的に「面子と人情」、「内と外意識」、「国民性格」という三つの問題点をめぐって比較して研究してみた。最後、「文化グローバル」と「自国文化の伝承」という二つの面から日中文化の差の未来像を論述してみた。
キーワード:割り勘-人間関係-面子-「内」と「外」意識-国民性格
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに-(1)
第一章 「割り勘」の起源について-(2)
1.1「割り勘」とは-(2)
1.2「割り勘」の由来-(2)
1.3「割り勘」の実態-(3)
第二章 「割り勘」についての社会調査-(4)
2.1調査背景-(4)
2.2調査手法-(4)
2.3調査時間-(5)
2.4調査結果-(5)
2.5分析結果-(9)
第三章 「割り勘」から見る中日人間関係の比較-(10)
3.1面子と人情-(10)
3.2「内」と「外」意識-(11)
3.3国民性格-(12)
終わりに-(14)
参考文献-(15)
文献概要-(16)
附录-(18)
謝辞-(22)