要 旨
本論文はジェンダーの視点から、中日の女子大学生の就職難現状、直面している問題などを究明することを目的としている。まず中日大学生の就職データをもとに、中日女子大学生の就職難問題が存在しているか否かを検討し、中日女子大学生の「就職機会は少ない」、「合法的な権利の侵害」、「正規職員と総合職に就く割合は低い」などの両国就職難問題のそれぞれの現れ方を分析する。また、宮崎公立大学の学生の「就職に関するジェンダー意識調査」を分析することによって、大学生の能力、ライフコース展望における男女差を探求する。更に、女子大学生のジェンダー意識とライフコース展望には何が影響しているのかを究明するために、先生、友達、両親などの視点から、女子大学生が置かれた社会環境からどのように影響されていたのかの考察を加えてみる。最後に、残った問題点および今後の研究課題について言及する。
キーワード:就職難現状 ジェンダー意識 ライフコース展望 男女差異
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに(1)
第一章 中日女子大学生就職難問題の現状(3)
1.1中国女子大学生の就職難 (3)
1.2日本女子大学生の就職難(7)
第二章 調査研究方法(11)
2.1調査対象 (11)
2.2調査方法 (12)
第三章 大学生の能力、ライフコース展望における男女差(13)
3.1能力における男女差(13)
3.2ライフコース展望における男女差(16)
第四章 女子大学生のジェンダー意識やライフコース展望の影響要素(21)
4.1高校の先生と友達(21)
4.2大学の先生、先輩、友人と職員(25)
4.3両親(26)
4.4まとめ(31)
第五章 女子大学生就職難問題についての対策(32)
5.1法律上の対策(32)
5.2企業における対策(33)
5.3学校と学生による対策(34)
おわりに(35)
参考文献(38)
文献概要(41)
付録(44)
謝辞(56)