要旨
中日両国は、国交正常化して以来、総じて言えば、両国関係が前向きに進んでいる。中日両国関係をよくしていきたい人々のおかげで、両国は政治、貿易、文化、教育等における交流は日々に深めている。ただし、アジア乃至世界でも大きな影響を持つ中日両国として、二千年にわたる友好往来の近隣として、目下の中日関係の現状は我々の望みから差が甚だしい。特に近年来、中日間で正常ではない摩擦と争論がますます深刻になっている。中日関係の前景に暗い影を投げかけた。この中で、政治の要素だけでなく、文化要素もバカにしてはならない。今まで、多くの学者は政治や経済の面から中日関係の発展過程を研究している。両国の交流はだんだん緊密になるに連れて、以上の要素の裏の奥深くの文化要素はますます深めつつある。本論は文化から中日の矛盾摩擦の原因を分析したい、先人の研究を踏まえて、中日文化や地理環境などの面から、それぞれの発展過程と比べて、そして中日両国のそれぞれの主流文化をまとめる。また歴史事件によって、文化の差異は、中日関係にどんな影響を与えたか。最後に日本語を勉強している学生として文化差異の中日関係への影響、及び中日関係未来への希望を語りたい。中日関係は健康の方向に発展するために、政治、経済の合作を強めるほか、文化の交流も十分に大切だと人々を気づかせる。21世紀に入って、中日関係は一度「政治不順、経済順調」の場面になるが、最近、領土問題等のせいで、中日関係は国交回復以来の最低点になった。両国の文化差異もこの状況になる主な原因であろう。多くの人々は日本文化の源が中国にあると思われて、二つの文化の差異を無視するきらいがある。この状況を変えるために、まず、我々は中日文化の差異の存在を認識すべき、闇雲に自分の文化の楽しみに浸していることはダメだ。両国文化の相違点の中で有益なものを吸収して、日本に対しての新たな思惟を形成する。そうして、両国関係に役立つことができる。中日関係をもっと健康、もっと信じ合う方向に発展するために、両方は自分の価値判断の偏差を改めて変えて、事実に基づいて本質を求める態度で積極的な対話をしたり、お互いに訪問したりする方式を通して、「小異を捨てて大同につく」の方針の下で両国は共同で中日関係を新しい発展階段に推し進める。
キーワード:中日文化;差異;中日関係;影響
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに.1
2.中国の文化について.1
2.1中国文化の形成の背景
2.1.1中国文化に対する地理環境の影響
2.1.2中国文化に対する経済環境の影響
2.1.3中国文化に対する社会政治構成の影響
2.2中国文化の主な内容と特徴
2.2.1中国文化の核心――「儒家文化」
2.2.1.1儒教思想の積極的な影響
2.2.1.2儒教思想の消極的な方面
2.2.2中国文化の集中的体現--「和合文化」
2.2.2.1「和合文化」の意味と発展
2.2.2.2和合文化の本質は「和而不同」
2.2.3中国人の世渡り準則--「中庸文化」
3.日本の文化について.5
3.1日本の文化の形成の背景
3.1.1地理環境の影響
3.1.2「ハイブリッド」の文化の形成
3.2日本の文化の主な内容と特徴
3.2.1日本文化の集中体現「集団文化」
3.2.2「内」と「外」区別があるの日本文化
3.2.3曖昧の付き合い方
4.中日文化の差異の具体な表現.8
4.1言語行為表現の差異
4.2礼儀と風俗習慣の違い
4.3思惟方式の異なり
5.中日関係の発展歴史の中で文化差異の実例11
5.1「迷惑をかける」事件
5.2戦争責任の問題について
6.結論13
7.終わりに14
参考文献15
謝辞