要旨
中国と日本とは一衣帯水の隣邦であり、2千年余りも頻繁に付き合っている歴史を持っているため、社会文化の背景や風俗習慣などで類似点が多く見られている。服飾の美を追求するのは人類特有の行為である。服飾習慣の変化は社会変革、文化盛衰を映す鏡でもある。結婚というのは、心に決めた異性とこれからの一生を共に過ごすという決意をする、人生最大の決断である。結婚式の服飾はその过程の中で不可欠な重要な构成部分である。この特別な分岐点に、人々が服を着用することに対して少しでも等閑なことをしないようにする。また、本論では色彩、生地、デザイン、飾り物を中心に、先行研究を踏まえながら、中日両国の結婚式の服飾のタブーにおける比較を考察し、両国の差異を比較してみる。
キーワード:タブー;色彩;生地;デザイン;飾り物
目次
要旨
中文摘要
1. はじめに-1
1.1 研究背景-1
1.2 先行研究-1
2. 結婚式の服飾タブーの由来及び形成理由-3
3. 中国における結婚式の服飾のタブー-5
3.1 色彩のタブー-5
3.2 生地のタブー-5
3.3 デザインのタブー-6
3.4 飾り物のタブー-6
4. 日本における結婚式の服飾のタブー-7
4.1 色彩のタブー-7
4.2 生地のタブー-7
4.3 デザインのタブー-8
4.4 飾り物のタブー-8
5. 結婚式の服飾のタブーについて-9
5.1 中日両国タブーの共通点-9
5.2 中日両国タブーの相違点-9
5.2.1 日本独自の風習-9
5.2.2 中国独自の風習-10
6. おわりに-11
参考文献-12