要旨
方位詞とは、主に名詞などのうしろにつき、方位や位置をあらわすものである。日本語も、中国語も、さまざまな位置や方位などをあらわす単語がある。方位詞は人間が世界を認識するために、不可欠なものの一つである。それで、方位詞は使用頻度も高く、使用範囲も広い。また、日中両言語とも漢字を使っているため、「上、下、左、右」などのような形が同じで、意味も似ている言葉が存在しているのである。多くの研究者が方位詞をさまざまな視点から研究している。
そのうち、日中両言語において、方位詞「上」は複雑な意味と用法を持っている。空間関係をあらわす基本意義のほか、たくさんのメタファーの意味をも持っている。本論文では日中対訳の例文を利用し、方位詞「上」から日中両言語における方位詞の使用異同を研究し、法則性を見出したい。
キーワード:方位詞;基本的な使用方法;日中対訳
目次
要旨
中文摘要
1、はじめに-4
1.1先行研究 -5
1.2研究方法と意義 -6
2、中国語の“上”の使用-6
2.1「物体の上方」の意味-6
2.2「物体の表面」の意味-7
2.3「X上」における「乗り物+上」の意味-7
3、日本語の「上」の使用-8
3.1「物体の上方」の意味-8
3.2「物体の表面」の意味-8
3.3「X上」における「乗り物+上」の意味-9
4、日中両言語における異同-9
5、おわりに-10
5.1結果のまとめ -11
参考文献 -11
謝 辞 -12