要旨:どの国の言語文化においても、その国の自然の影響を受けるはずである。日本も同じである。日本が島国としての特別な自然環境、地理が日本の言語文化の形成、発展及び内容形成などに対して深く影響を与える。日本語の中に日本国の特有な自然環境と風土が言語表現と文学形式を通して完壁に現われている。自然が言語の生命と活力を与える。自然な視点から見ると、日常用語表現でも、文学形式でも、具体的な作品でも、十分な研究と鑑賞の価値がある。言葉が国の自然と文化を表すのみならず、日本人の価値観、人生観、世界観も表現している。本稿は、自然な視点から、日本言葉を中心に、日常用語表現と文学形式の層面を検討し、更に具体的な作品の裏に潜んでいるの自然面を掘り下げてみたい。本稿の考察を通して、日本語と日本文化に対する全面的な理解を深め、文学作品を解読する新しい視野を広げ、自然の影響力を感じみよう。
キーワード:自然環境、季節、自然観、言語表現、言語文化
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章-日本の自然-2
1日本の独特の自然環境-2
2日本人の自然観-2
第二章-自然を表す言葉及び活用-4
1地名と名前への影響-4
1.1 地名-4
1.2 名前-4
2特色がある自然界の言葉-5
2.1 雨-5
2.2 海-6
2.3 桜-6
3 植物の喩え-7
第三章-自然と密接する挨拶と俳句と文学-9
1 挨拶と手紙-9
1.1 挨拶への影響-9
1.2 手紙への影響-9
2 必ず季語が入る俳句-12
3 近代山水文学-13
おわりに-15
参考文献-16
謝辞-17