要旨:神社は日本でなく、世界でも有名な文化遺産と知られている。神社とは、神道の信仰に基づき作られた、恒設の祭祀施設。日本には約8万の神社がある。神社は日本固有のものであり、日本社会と日本人に大きな影響を与えている。朝起きて、家の神棚に手を合わせ、寝る前に神棚に向かい感謝する。地域でも一年の節目節目に神社は登場してくる。
神社の周りには鎮守の杜と呼ばれる森林があるのが一般的である(都市部などでないこともある)。御神木といわれる名木には、注連縄を結ばれているものもある。神社の入口には、境内と俗界の境界を示す鳥居があり、社殿まで参道が通じる。参道のそばには身を清めるための手水舎(手洗所)、神社を管理する社務所などがある。大きな神社では神池や神橋がある場合もある。
社殿は一般に本殿(神殿)・拝殿からなる。人々が普段参拝するときに目にするのは拝殿で、神体が安置される本殿は拝殿の奥にある。本殿と拝殿の間に参詣者が幣帛を供えるための幣殿が設置されていることもある。
日本人は人生の節々で神社に参る。子供が産まれたらお宮参り、厄年には厄除け、正月には初詣をする。日本人は人間の力を超えた、自然そのものを神として畏れ、神と共に生きることを願い、穢れを祓い前向きに積極的に生きていこうとしているのである。
キーワード:-神社-神道-神-関わり-日本人
目次
要旨
中文摘要
第一章-はじめに-1
第二章-神社・信仰の起源-2
2.1-神道の起源-2
2.2-神社の起源-2
第三章-現在の神社-
3.1-神社-4
3.2-神職-5
3.3-神社で行われている神事-7
第四章-家庭と神社-
4.1 一般家庭で行われている神事-8
第五章-国家と神道-
5.1 神道と国家神道-9
おわりに--11
参考文献--11
附录--
致谢--12