要旨:近年、地球温暖化の影響が心配されるようになって久しい。各国で頻発的な自然災害が発生しその影響が現実のものとなってきた。環境汚染に日常生活がおびやかされている人間は核兵器の使用も心配され、2012 年地球は滅亡する―という絶望的観念が世界に蔓延してきた。
昨今、不安定な気象条件が重なり、自然災害が増えている。地震や地震による津波も頻繁に起きている。そのために、人間社会に甚大な損害をもたらしている。このような状況の中で我々人間は苦しみながら生活し、その原因を明らかにすることを禁じることができない。はっきり分かっていることは、人間は自然環境を破壊していると共に、地球だけでなく、人間自身をも傷つけていることである。
宮崎駿の作品を通じて、人間と自然のこの問題を深く理解することができる。彼の描いた『パンダコパンダ』、『アルプスの少女ハイジ』、『未来少年コナン』、 『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』や『もののけ姫』などは、人间 と自然の调 和を深く見つめた作品である。
本文を通じて、どのような重大な自然災害に直面したときでも、プラスの信念を持てば、困難を解決することができる。どんな困難な社会であれ、祝福されない生であれ、人間が生きていくことには価値がある。また、価値があらねばならないことを伝えたい。そして、皆に自然を守る重要性を警鐘していきたい、自然と調和し共存しなければならない。
キーワード:宮崎駿、アニメーション、人間、自然、環境、守る
目次
要旨
中文摘要
第一章-はじめに-1
第二章-宮崎駿の概観-2
2.1-宮崎駿について-2
2.2-宮崎駿の自然観-3
第三章-宮崎駿アニメの独特のところ-4
3.1-人間と自然の関係の課題-4
第四章-宮崎駿の作品に現れた自然と人間の関係-5
4.1-『パンダコパンダ』からみる人間と自然の関係-5
4.2『アルプスの少女ハイジ』からみる人間と自然の関係-5
4.3『未来少年コナン』からみる人間と自然の関係-6
4.4『風の谷のナウシカ』からみる人間と自然の関係-6
4.5『天空の城ラピュタ』からみる人間と自然の関係-7
4.6『もののけ姫』からみる人間と自然の関係-8
おわりに-9
参考文献-10
謝辞-11