要旨:
この論文は中日両国古典文学名作「源氏物語」と「紅楼夢」比較の元で、比較文学の方法によって贾宝玉と光源氏の性格特点、人生観、精神家園などの方面の相異を比較する、 両作品はそれぞれの国の文学史において、重要な地位を占めている。「紅楼夢」の成立は「源氏物語」より七百年ほど遅いが、二つの作品は多くの類似点がある。偉大な作家紫式部と曹雪芹は違った人生と異文化の影響で光源氏と贾宝玉の違った人物像を決めった。中日両国間の長く深めの文化交流と歴史背景に似った文化源は「源氏物語」と「紅楼夢」に多きな影響をもたらしている。
本稿はまず、作者の紫式部と曹雪芹を簡単に紹介する。それから、両作品の登場人物と主題思想、創作特色を比較し、その相異点を明らかにする.主人公である「光源氏」と「宝玉」はその人物像と生涯において多くの類似点を持っている。両作品の主題思想は当時の社会現実を反映するものであり、大量の詩歌を活用し、現実主義の手法を用いている。ここで、創作手法との相異点を解明する。最後に二つの作品の後世に対する影響を説明する。
キーワード:光源氏; 贾宝玉; 紫姫; 仏教
目次
摘要
要旨
初めに4
1作品と作家4
1.1「源氏物語」と作者紫式部.4
1.2「紅楼夢」と作者曹雪芹.5
2作品の人物関係解析
21「源氏物語」の人物関図.6
22「紅楼夢」の人物関係図7
3光源氏と贾宝玉の比較
31光源氏と贾宝玉の類似点8
32光源氏と贾宝玉の食い違い10
4社会的評価とその他
41「源氏物語」と「紅楼夢」の社会的評価と主人公11
42創作特色の比較12
43後世の影響12
終わりに13
参考文献:14
謝辞16