要旨: 学習動機はいつも「第二言語習得」の一つ肝心な要素と認識され、学生の外国語学習成績を制約する主な変量の一つである。そのため、学習動機の変化に対する研究が学習動機研究において重要な部分として重要視されている。中国の大学における日本語専攻の大学生の中に、高校の段階に日本語を第一外国語とする学生以外に、ほとんどの学生は大学に進学してから日本語を勉強し始める。この部分の学生にとって、日本語は中国語と英語以外の三つ目の言語になる。このような第二或いは第三言語の学習の中に、常に前後が完全に異なる「学習動機」を見せている。日本語学習の開始する際に、大学生はいつも燃え上がる学習情熱をみせている。しかし、一定の時間が立つと、学習の難易度などの要素で、学習情熱は変化を起こし、「学習動機」も明らかに変化する。このような背景で、どうやって大学生の学習動機を奮い立たせることは、現在国内の日本語教育者たちに注目される課題の一つになった。
本稿はGardner & Lambert、Dörnyei などの理論を参考にし、そして、2015年11月から2016年1月まで大連民族大学日本語専攻大学生を対象に実施した質問紙調査の結果を基に、日本語専攻大学生4名を対象に、半構造化インタビューを行って、学習動機の変化を聞き取り、その学習動機の変化は個人性と共通性を持っていることが明らかになった。
最後、本稿は大学生の角度から「学習動機」が向上するように提案する。本稿で日本語専攻大学生が自分の学習動機変化の特徴をはっきりし、段階分けで自分の学習動機を調整してより良い学習効果を得ることができればと希望する。同時に、今回の研究は今後の日本語学習動機研究、そして日本語教育に参考になればと望む。
キーワード:学習動機;変化;日本語専攻;質的研究;半構造化インタビュー
目次
摘要
要旨
1はじめに-1
1.1 研究の背景-1
1.2 先行研究-2
2日本語専攻大学生への予備調査-5
3インタビュー-8
3.1インタビューの手順と概要-8
3.1.1インタビューの時期と協力者-8
3.1.2インタビューの内容-8
3.2各協力者の学習動機の変化への考察-9
3.2.1 A大学生の学習動機の変化-9
3.2.2 B大学生の学習動機の変化-10
3.2.3 C大学生の学習動機の変化-12
3.2.4 D大学生の学習動機の変化-13
4考察-15
4.1全体のストーリーライン-15
4.2各協力者における学習動機の変化の特徴-16
4.2.1入学段階の特徴-16
4.2.2初級段階の特徴-17
4.2.3上級段階の特徴-17
4.3日本語教育に対する示唆-17
5終わりに-19
参考文献-20
附录A 前期问卷调查-21
附录B 访谈调查内容-25
附录C 访谈调查大纲-26
謝 辞-27