要旨:本論文はまず日本学制発布以前(江戸時代における教育)から近代教育制度の創始とその確立・整備まで(明治5年頃~大正5年頃)、戦時下の教育、戦後教育、新たな展開―4つの部分にわけて日本道徳教育の歴史をまとめて、近年(ここ20年来)日本と中国の道徳教育―愛国主義教育の比較を通して、愛国心が悪いのかに関する検討をする。
検討した結果、愛国心をもつことは悪いことではないが、自民族の文化を最高と考え、異民族を劣等と みなすならば、自民族中心主義に陥る危険性がある。愛国心の上に、人類愛があることを認め、人類愛を前提として愛国心を位置づけることがいいであろう。国家という範囲に限 定ではない、地球の主権者として、人類愛が優先するように考えていきたいということだ。
キーワード:道徳教育;日本;中国;愛国心
目次
摘要
要旨
はじめに-1
1学制発布以前(江戸時代における教育)から近代教育制度の創始とその確立・整備まで(明治5年頃~大正5年頃)[1-6]-2
1.1近代教育制度の創始(明治5年頃~明治20年頃)-2
1.2近代教育制度の確立・整備(明治20年頃~大正5年頃)-3
2. 戦時下の教育(昭和12年頃~20年頃)-4
3. 戦後教育(昭和20年頃~50年代前半)-5
3.1戦後教育の再建(昭和 20 年頃~ 27 年頃)-5
3.2 戦後の教育改革-5
3.3戦後教育の荒廃-6
4. 新たな展開(昭和50年代後半~平成10年頃以降)[7-13]-7
4.1従来の教育路線の見直し(昭和 50 年代後半~平成 10 年頃)-7
4.2新たな展開(平成 10 年頃以降)-7
5.近年(ここ20年来)日本と中国の道徳教育―愛国主義教育の比較[8-17]-9
5.1愛国心における日中道徳教育の共通点-9
5.2日中両国の学校の愛国主義の教育の相違-10
5.3日中両国の愛国主義教育の比較-11
结 论-15
参 考 文 献-16
致 谢-17
謝 辞-17