中日民族衣装の伝承における比較研究
——漢服と和服を対象にして
要旨:日本に来てもう半年が経った。普段、よく街で和服姿の女性を見た。夏の花火大会の当日、ほとんどの日本人が浴衣を着ており、花火を見に行った。成人式も和服姿の若者たちを見た。和服は教科書に存在するものだけでなく、確かに日本人の日常生活に使われている。特に若者の間に、ゆかたはとても人気がある。それに対し、中国で漢服を着る人はあまり多くない。漢民族と言っても、生まれてから一度も自分の民族衣装を着たことがないのは一般的である。歴史的な原因で、ほとんどの人は漢服の存在を知らない。長い間、漢民族は民族衣装がないと判断された。だが、世界中のどの民族にも衣装があるはずだ。より多くの人は漢服を知り、また漢民族の伝統文化を発揚するため、約十年前、漢服復興運動が始また。しかし、現在、漢服はまだ普及されていない。復興活動はうまく進んでいないようだ。その中、いろいろな問題があると思う。日本の和服は唐代に中国から伝わった服が発展したものと言える。そして、なぜ今和服はよく保存されたのか。服飾文化の伝承について、中日にはどんな違いがあるのかと疑問を出した。
文は中日の民族衣装――漢服と和服をめぐって、それぞれの伝承を分析し、比較した上で、漢服復興の問題点を指摘するものである。研究成果は以下の3点である。(1)貴重な文化遺産である和服を守るため、日本人はいろいろ努力した。(2)漢服を復興するとともに、漢民族の民族文化と民族精神を復興するべきだと思う。(3)復興者自身も漢民族の文化を勉強する必要がある。
キーワード:民族衣装 伝統文化 中日比較 伝承 和服 漢服
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.先行研究-1
3.和服と漢服の伝承-3
3.1和服について-3
3.2漢服について-4
4. 日中民族衣装の伝承の比較-6
4.1和服の伝承-6
4.2漢服の伝承と復興-7
5.漢服復興運動の問題点-9
5.1外部要因から分析-9
5.2漢服復興者自体から分析-11
5.3漢服復興についての提案-14
6.おわりに-15
謝辞-17-
参考文献-18