要旨
服装は民族文化の一つとしてその国とその民族の精神、価値観、美意識などを直観的に表す。日本の伝統的な服装である着物は様々な模様を利用して着ている人の美しさと気持ちを表しているのである。
本論では着物の模様に着目し、日本人の美意識を分析してみる。性別や季節による着物の模様の違いや着物の模様の中の西洋趣味を視点として、日本人の感受性における美意識を論じてみる。ここの感受性とは、周囲の刺激や条件に対して感じたり反応したりする性質のことである。着物の模様は日本人の感受性における美意識に影響されているからこそ、日本人の感受性における美意識を表している。
本論では下記の三つの部分からなっている。まずは着物の模様についての簡単な紹介である。次に、着物の模様の種類を説明する。最後に、着物の模様に見られる日本人の感受性における美意識を論じる。
キーワード:着物の模様 美意識 感受性
目次
摘要
要旨
はじめに-1
1 着物の模様について-1
1.1着物について-1
1.1.1着物地-2
1.1.2着物の種類-2
1.1.3着物の用途-2
1.2着物の模様について-3
1.2.1模様とは-3
1.2.2着物の模様の発展-3
2 着物の模様の種類-3
2.1 植物模様-3
2.2 動物模様-4
2.3 生活、器物模様-5
2.4 自然、風景、天文模様-5
2.5 幾何学模様-6
2.6 歌舞伎模様-7
3 着物の模様に見られる日本人の感受性における美意識-7
3.1 性別や季節による模様の違い-7
3.2 着物の模様の中の西洋趣味-8
おわりに-10
参考文献-11
謝辞-12