要 旨
日本語のシテイルという文法形式については、動作の進行中や変化結果の持続など、その基本的意味・用法がかなり明確にだれてきたといえる。しかし、「シテイル」の機能は進行と結果だけでは充分に説明できないところがかなりある。では、「シテイル」に関して、実際の文脈でどのように使われており、どういった点が日本語学習者にとって困難であるかを検討したい。「シテイル」形式の派生的な用法を探求しつつ、調査結果を合わせて自分の結論を出す。
キーワード:シテイル;繰り返し;経験・記録;完了;アスペクト
目録
要 旨
中文摘要
1.はじめに--2
1.1動詞のアスペクトとテンス-2
1.2アスペクト・テンスとしての「シテイル」についての研究 -3
1.3動詞「シテイル」形式の意味-3
2.「シテイル」形式の派生的な意味 6
2.1「シテイル」形式の派生的な意味 -6
3. 「シテイル」形式の派生的な意味の使用実態--6
3.1「シテイル」形式の派生的意味に関する一調査 -6
3.2「シテイル」形式の派生的な意味の使用実態 7
3.2.1繰り返し・習慣 7
3.2.2経験・記録 7
3.2.3完了 9
3.3.4減アスペクトのない「シテイル」形式の意味 10
4.終わりに 13
4.1まとめ 13
4.2今後の研究課題 13
参考文献 14