要旨:中日関係が友好に発展するにつれて、両国の経済上の貿易はますます密接になっている。多くの日系企業が中国で工場を建てて、商業貿易が増えるようになっているので、ビジネス日本語の専門人材に対しての需要も大きくなっている。しかし、目前の状況から見ると、日本語科の卒業生は専門知識が足りいので、日系企業の人材に対しての需要に満たさない。卒業生が会社に入ってから、日本語がわからなくて、スムーズに話せなくて、流暢に書けないという現象が多く見られる。更に、ビジネス日本語の応用能力について、大きく欠けている。
本稿は具体的な例を通じて、三つの部分でビジネス日本語を分析し、特に断り表現の分析を通して、ビジネス日本語を具体的に応用できるという目的に達する。
第一部分ではビジネス日本語の定義と言葉特徴を説明する。言葉特徴を説明する際、主に敬語、曖昧表現、ほかの非言葉表現という三つの部分から検討しようとする。
第二部分は本稿の肝心なところで、すなわち断り表現を分析する。まずは先行研究を参考して、自分の観点を提出して、断り表現を定義して、簡単に分類する。それから、具体的な例を通して、相手と場合によって、断り表現の方略を分類する。例えば、上司、先輩、同僚は地位が違って、断り表現も違っている。最後、ビジネスコミュニケーションは話言葉だけではなくて、書き言葉で交流を行う場合が多く見られる。この二種類の断り表現には同じところもあり、違っているところもある。最後の部分に書き言葉に注意すべきことを述べる。
第三部分では断り表現と日系企業文化、それに日本文化の関係を説明する。言葉は人間のコミュニケーションの手段であると同時に文化のキャリヤーでもある。従って、ビジネス日本語が正しく応用できるために、ビジネスの専門用語、文法を勉強するだけではなくて、日本の独特な文化も勉強する必要がある。中国も日本も東アジアであるけど、両国の文化は大きく異なっている。中国人に対して、日本語を身に付け、スラスラと話すのは簡単なことではない。日本の文化がよくわかってからこそ、ビジネスコミュニケーションで拒絶の芸術をよく把握して、異文化のせいで引き起こした交際の失敗を避けることができる。
キーワード:日系企業 ビジネス日本語 断り表現 文化
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
1.ビジネス日本語について-1
1.1ビジネス日本語とは-1
1.2ビジネス日本語の特徴-2
1.2.1敬語-2
1.2.2曖昧表現-2
1.2.3他の非言葉行為-3
2.断り表現について-3
2.1断り表現-3
2.1.1断り表現の定義-3
2.1.2断り表現の分類-4
2.2異なる対象に対しての断り方-5
2.2.1上司からの依頼の断り方-5
2.2.2先輩からの依頼の断り方-5
2.2.3同僚からの依頼の断り方-6
2.3書面での断り方-7
2.3.1直接に断る-8
2.3.2はっきり理由を説明する-8
2.3.3婉曲的な態度で表す-8
3.断り表現と文化の関係-9
3.1日本文化との関係-9
3.1.1思いやり文化-9
3.1.2以心伝心文化-9
3.1.3「和」の文化-9
3.2日系企業文化との関係-10
おわりに-10
参考文献-11
謝辞-12