要旨:日本の五節句は中国に起源したもので、奈良時代に日本に伝えられ、今は日本の年中行事として日本に定着している。五節句は中日両国の長い歴史的展開において、それぞれ自国の文化からの影響を受けて、お互いに長期的なつながりを持ち同時に、独自の伝統的な習わしを育て上げた。
今の中日両国における五節句は、その期日、行事の内容と目的には、明らかな違いが見られる。その原因は、両国の伝統文化の相違、イデオロギーの相違と外来文化に対する態度の相違にあると思う。
中国と日本の五節句はそれぞれの社会と文化の特徴をあらわしている。両国の祝日に対する比較を通じて、中国の伝統的な祝日に対する認めが強められるし、日本の文化と風習に対する認識が深められると思う。
キーワード:中国五節句;日本五節句;端午の節句;七夕;比較
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 中国の五節句の由来とその意味-2
1.1中国の五節句の由来-2
1.2中国の五節句の意味-2
第二章 日本の五節句の定着とその意味-4
2.1日本の五節句の定着-4
2.2日本の五節句の意味-5
第三章 中日における五節句の相違点とその原因-7
3.1中日における五節句の相違点-7
3.1.1 行事の期日の相違-7
3.1.2行事の内容の相違-7
3.1.3行事の目的の相違-8
3.2その相違の形成原因-9
3.2.1伝統文化の相違-9
3.2.2イデオロギーの相違-9
3.2.3外来文化に対する態度の相違-10
終わりに-11
謝辞-12
参考文献-13