要旨:林芙美子(1903-1951)は昭和初年の日本文壇における有名な女流作家だ。1930年、林芙美子は「放浪記」という自伝小説をもって日本文壇に登場した。
「放浪記」は、作者林芙美子が自らの日記をもとにした放浪生活の体験を書き綴った自伝小説だ。内容は日常生活におけた主観の感受で、現実的な意味に富んでいた。弱い主人公は暗い時代に諦めずに強く生き抜いた。自分の夢を抱えて運命と争うと同時に、だんだん成長して、自分の価値を探していた。
本稿はこの本から作者林芙美子の女性観を探求する。五つの部分からなっている。第一部分は主人公の放浪していた人生を対象とし、主に本の内容を紹介して、主人公はどんな人物かを明らかにして、彼女の経歴した人生を概観して、彼女の庶民性質を提起する。第二部分は時代の世相を指す。特殊な時期におけた女性の生き方及び作者はどんな態度を示すかを説明する。第三部分は林芙美子本人の内心を見て、彼女の自尊心と夢はどうなるかを紹介する。第四部分は以上の部分を総括したこの作品における作者の女性観のまとめだ。運命への反抗、家庭への守り、男への依頼心との三つの方面に分かれている。
キーワード:林芙美子、女性、悲劇、時代、庶民
中文摘要:林芙美子(1903-1951)是一位昭和初年间活跃在日本文坛的有名的女流文学的作家。1930年,林芙美子以她的自传小说《放浪记》作为契机,登入了日本文坛。
《放浪记》是作者林芙美子用自己的日记作为原型的自传小说,主要讲述了自己放浪生活的种种体验。主要内容大致是她本人的日常生活以及基于此的丰富的主观感受,具有极其强烈的现实主义色彩。作品的主人公,虽然性格懦弱逃避,但却经过生活的千锤百炼,永不言弃地活到了最后。心怀梦想与命运作斗争的同时渐渐得到了成长,并且一直抱持着极大的精神力量寻找着自己的价值。
本篇论文以《放浪记》来探究作者林芙美子的女性观。主要分为四大部分。第一部分分析主人公流浪的一生,主要介绍本书的内容,分析主人公的性格,并概览其一生从而指出她的庶民性。第二部分点明时代,说明在那样的特殊时期中女性们是以怎样的生活方式生存的以及作者对于她们表现出的态度。第三部分剖析林芙美子的内心,探究她的自尊心以及对于梦想的执着的具体表现。第四部分是总结归纳上述部分,概括林芙美子的女性观。从作者对于命运的反抗,对于家庭的守护,和对于男性的依赖心三个方面作出结论。
关键词:林芙美子,女性,悲剧,时代,庶民
目次
要旨
中文摘要
はじめに-2
1放浪していた人生-2
1.1主人公のイメージ-3
1.2情けのない世間-3
1.3庶民的な考え-5
2時代の影-5
2.1女性の悲劇を描く-6
2.2奮闘していた姿-7
2.3自由への求め-7
3林芙美子の心における尊厳-8
3.1女性としての自我-8
3.2夢への執着-9
4女性観のまとめ-10
4.1運命への反抗-10
4.2家庭への守り-11
4.3男性への依頼心-11
おわりに-12
参考文献:-13
謝 辞-14