要旨:周知のとおり、慣用語はある国の国民が長い間の生活の中で、引き続きの経験を基に総括してきた言葉である。慣用語はその国ならではの歴史、文化、風俗、習慣と切り離さない関係を持っている。そのゆえ、上手に一つの外国語を身に付けるためには、その言語の発音を学ぶだけでなく、その国の慣用語をも勉強しなければならない。慣用語を上手に利用できるようになって初めて、その言語が生まれ育つ背景を深く理解できるのである。また、慣用語を自由に使うのなら、その外国語と母国語のニュウーアンスも分かるようになる。
中日慣用語の中で、人体器官の語彙を含む慣用語が極めて多い。日本語を上手に身に付け、中日文化での相違を分析するため、本稿では、中日人体器官の語彙を含む慣用語を考察したい。
統計から見ると、人体器官の語彙を含む慣用語の中、「手」「足(脚)」と関係がある慣用語は特色が明らかである。そのため、筆者は「手」と「足(脚)」に関わる慣用語を研究対象とし、対照研究を通して、中日両国語は感情色彩と伝達方法においての相違を分析したいと思う。
キーワード: 日中対照;慣用語;手;足(脚)
目次
中文摘要
要旨
第1章 先行研究-1
1.1 慣用語の定義-1
1.2 慣用語についての現存研究-1
第2章 「手」を含む慣用語-3
2.1 「手」の意味-3
2.1.1 日本語における「手」の意味-3
2.1.2 中国語における「手」の意味-4
2.1.3 日中「手」の意味の対照-5
2.2 「手」を含む慣用語-5
2.2.1 日本語における「手」を含む慣用語-5
2.2.2 中国語における「手」 を含む慣用語-6
2.2.3 日中「手」を含む慣用語の対照分析-7
第3章 「足(脚)」を含む慣用語-9
3.1 「足」の意味-9
3.1.1 日本語における「足」の意味-9
3.1.2 中国語における「脚」の意味-10
3.1.3 日中の「足(脚)」意味の対照-10
3.2 「足(脚)」を含む慣用語-11
3.2.1 日本語における「足」を含む慣用語-11
3.2.2 中国語における「脚」を含む慣用語-11
3.2.3 日中「足(脚)」を含む慣用語の対照-12
第4章 結論-15
参考文献-16
謝 辞-17