主要内容: 幕末は動いた時代である。米軍の来航により、鎖国政策が放棄され、それに、時勢が公武合体から大政奉還へ進み、265年にわたる幕府の主宰者として君臨する幕藩体制が崩壊していく。日本は明治の新しい時代に入った。その新旧交替の時代に活躍した女性が一人いる。十三代将軍徳川家定の三番目の御台所になり、後天璋院と称された篤姫である。女とはいえ、男にも負けぬ勢いで、幕府を最後まで守り抜き、一生を尽くして徳川家に貢献した篤姫は、英傑とも言えるだろう。だが、いくら強い女性でも、彼女の運命は時代の流れに左右されたところも多少ある。彼女の生涯は始終その動乱時代につながっている。
まずは図書館の資料とインターネットを利用して、天璋院篤姫についての資料を探し、それを論文に参考する。 そして、いろいろのデータをまとめ、分類する。 参考するものは以下である: 巌本善治編 『海舟座談』 岩波書店 1983年2月16日 『日本通史』(第16巻近代1) 岩波書店 1994年1月24日 尾藤正英著 『江戸時代とはなにか』 岩波書店 1993年1月20日 北島正元著 『江戸時代』 岩波新書 昭和33年12月17日 青木美智男 『大系 日本の歴史』(11近代の予兆) 小学館 1989年2月20日 高木俊輔著 『幕末の志士』 中公新書 昭和51年1月25日 鳥海靖著 『「明治」をつくった男たち』 PHP研究所 昭和57年2月12日 |