要旨:日本人の集団意識は長い歴史があって、日本社会及び日本人の生活に深く染み込んでいる。しかし、経済と社会の発展及びその変化に伴って、日本人の集団意識も変容してきた。従来の研究の多くは集団意識が形成した原因とその影響についてであるが、本論は集団意識の変容及びその原因をも研究してみたい。この研究を通して、日本人の集団意識を一層深く理解し、またその変容を了解したいと思う。
本論の構成は次のようである。まず、集団意識の意味を説明する。次は地理と文化の角度から集団意識の形成の原因を論じる。それから、集団意識の変容の表現を述べる。最後は経営体系の変化、帰属意識の変わりと定住外国人の増加という三つの点から集団意識の変容の原因を考察する。
現在の日本は経営体制も変化し、人々の集団に対する帰属意識も薄らぎ、グローバル化も進みつつある。それらの原因で、今の日本人は職業観が多彩になり、仕事より趣味やレジャーを優先し、家族を大切にする人も多くなった。要するに、日本人の心の中に深く根を張っていた集団意識は社会変動の中で徐々に変容しており、その働きをだんだん失っているように思われる。
キ-ワ-ド:日本、集団意識、形成原因、変容
摘要:日本人的集团意识已有很长的历史,并逐渐深入到了日本社会和日本人的生活中。因此,可以说集团意识对日本人以及日本社会都产生了很大的影响。但随着经济社会的发展和变化,日本人的集团意识也开始变样。之前的大部分研究都是围绕集团意识的形成原因和影响,而本论文想尝试着研究集团意识的变化及其变化的原因。通过这一研究,不仅能对集团意识有更深层次的理解,而且还能了解集团意识的变化。
本论文的结构如下:首先说明集团意识的含义,再从地理文化的角度来论述集团意识形成的原因,然后阐述集团意识的变化的表现,最后从经营体系的改变、归属意识的变更和定居日本的外来人口的增加这三点来考察集团意识变迁的原因。
当今日本,经营体制不断变化,人们对集体的归属意识渐淡,国际化程度也不断增强。这些因素导致当今日本人的职业观念不断多样化,与工作相比更加注重个人兴趣和娱乐、更加注重家庭的人也越来越多。总而言之,根植于日本人心中的集团意识在社会变动中正逐渐变化,它的作用也日趋消失。
关键词:日本、集团意识 、形成原因、变化