要旨
本論文は集団意識に基づいて、プロ野球ファン及び応援の変化、そして発展による問題を述べるものである。
日本人の集団意識は、自分が属する集団と個体の「同一化」、つまり「個体の感情を集団に投入」することがその特徴であり、それはプロ野球ファン達にも顕著で、その応援には基本的に有益に作用するが、その逆もあり得る。
プロ野球ファンという集団はプロ野球の変化と発展に深く関わってきたが、各球団の応援団の集団意識が強くなると同時に、各応援団同士の対立も激しくなり、一部の応援団の存在がプロ野球全体の損益となっていた時期がある。
その後の規制や時代の変化に伴い、プロ野球ファンの集団意識も、自分が応援するチームとそのファン達という「チーム別」のものから、プロ野球全体の発展を願うものに広がっていった。
キーワード:プロ野球;ファン;集団意識;応援方法
目次
要旨
中文摘要
1.序文 .1
2.集団意識.1
2.1 定義
2.2 日本人と集団意識
3.プロ野球ファンと集団意識の変化3
3.1 日本プロ球団の略歴とファンとの関係性
3.2従来のファン
3.2.1応援方法
3.2.2装い
3.3 1984年以降のファン及び問題活動
4.将来のプロ野球ファン.7
4.1 時代背景
4.2 将来展望
5.結語8
参考文献.10
謝辞