要旨:谷川俊太郎と艾青は現代日中を代表する詩人であり、死と生を多く作品のテーマにしている二人の死生観に関する先行研究も多い。
そこでは、谷川と艾青は両者とも死に対して泰然と構え、死を恐れないとされていたが、本文で再検証を行った結果、谷川は逆説的に死に対する恐怖が存在しているから精一杯生きるのであり、艾青は国家と民族の利益のための死は栄光であると考えているために、死ぬことを怖れていない、という結論を得た。
キーワード:谷川俊太郎;艾青;詩歌;死生観
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに1
2.先行研究について1
2.1 谷川俊太郎の歴史地位と死生観
2.2艾青の歴史地位と死生観
3.谷川俊太郎死生観の検証2
4.艾青死生観の検証3
5.二人の死生観比較5
6.おわりに6
付録7
参考文献.10
謝辞.11