要旨
言語は時代の発展につれて変化しつづけ、流行語が言語変動一つの重要なコ一ドになる。『大辞林』(第二版)(松村明編集2011年)では、流行語は「ある一時期に興味を持たれ、多くの人々によって盛んに使用される単語や句」と定義される。つまり、その国あるいはその地域で人々全体があまねく心配した問題や物事を反映すると思われている。流行語は人々にとって身近で、物事を表す時に明らかでわかりやすいので、人々に歓迎されている。流行語そのものに鮮やかな時代性を持つ、社会の変遷につれて現代人に思惟方式、観念、心理上の移り変わりを持たされることを反映する。日本の流行語大賞とはその一年間に発生した「ことば」のなかから、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題になった流行語を選び、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰する賞である。その賞は1984年に成立られて、「現代用語の基礎知識」の編集者たちに選ばれて、12月に公布される。本稿は2013年から2015年まで流行語大賞で受賞した言葉のトップ10を対象として、まずは流行語の由来によって言葉を分類し、それからはその意味を理解し、言葉の内在している関係を探し出す。最後に流行語の分析を通じ、日本社会の人々があまねく心配した問題や物事を考察する。以上の研究は日本社会を深く了解するのに役に立つと考える。
キーワード:流行語;流行語大賞;日本社会
目次
謝辞
要旨
摘要
1 はじめに -1
1.1 研究の動機及び目的-1
1.2 先行研究のまとめと新しい視点-2
2 流行語について-3
2.1 定義-3
2.2 影響-4
3 2013 -2015年度流行語の分析-5
3.1 経済にかかわる流行語-5
3.2 政治にかかわる流行語-6
3.3 文化にかかわる流行語-7
4 流行語から見た日本社会の現実-8
5 終わりに -10
参考文献 -11