概要:平安時代は日本文学史の中でもとりわけ輝いている時代で、その著しい特徴は女流文学の繁栄である。この時期に出現した日記文学は日本の独特な文学の様式として多くの注目を集めた。本論文は平安時代の女流日記文学を通じて、女流文学の意味、特徴と繁栄する原因を簡単に紹介し、一部の代表作を鑑賞し、作者の経歴を考え、その気持ちを探究し、作品の特徴を概略する。また、同時期の中国文壇と比べ、その時の文学発展状況を解明し、お互いに影響することを明らかにするつもりである。両国を比べて、平安時代の女流日記文学が独特な文学現象であるかどうか分析するようにしたい。
キーワード:平安時代;女流日記文学;日中比較
目次
概要
中文摘要
序 章 研究目的と先行研究-1
第1節 研究目的-1
第2節 先行研究-1
第1章 平安時代の女流日記文学について-2
第1節 女流日記文学の定義-2
第2節 女流日記文学繁栄の背景-2
第2章 主要な作家とその作品-3
第1節 菅原孝標女と『更級日記』-3
第2節 紫式部と『紫式部日記』-4
第3節 藤原長子と『讃岐典侍日記』-4
第4節 女流日記文学の特徴-5
第5節 女流日記文学繁栄の影響-5
第6節 作者と作品の間の関連-6
第3章 同時期の中日文学比較-6
第1節 同時期の中国女性文学の状況-6
第2節 日本女流作家との比較-7
第3節 作家背景から見る中日の違い-7
第4章 女流文化発展の際の欠点-8
第1節 社会的地位について-8
第2節 作家の条件について-9
第3節 作品そのものについて-9
終 章-10
参考文献-11