概要:本論文は戦後日本文学の中に現れた「女性意識」をめぐって検討を行う。まず社会背景と結び付けて戦後文学の中の「女性意識」の変遷及び変遷の原因を分析する。それから小説『だから荒野』を例に、女主人公が結婚後、その意識についての変化及び変化の経過に着目し、分析を行う。最後には二つの面から「女性意識」の変化が社会に与えた影響を探究する。より多くの人が「女性意識」という問題に関心を抱くようになると願う。
目次
概要
中文摘要
序 章 研究目的と先行研究-1
第1節 研究目的-1
第2節 先行研究-1
第1章 「女性意識」について-2
第1節 「女性意識」の定義-2
第2節 文学作品中に見られる「女性意識」の変容-3
第3節 「女性意識」の変容を引き起こした要素-4
第2章 『だから荒野』の中の「女性意識」-5
第1節 小説『だから荒野』について-5
第2節 主人公朋美の生活環境-6
第3節 主人公朋美の「女性意識」-6
第3章 女性意識の変化がもたらした影響-8
第1節 女性の政界進出-8
第2節 女性就職の面-9
終 章 結論と今後の展開-10
参考文献-11