要 旨
本研究は七・八世紀の日本と中国、新羅、渤海国三国との外交に関する外交意識についての研究である。本論文では、まず七世紀初頭の東アジアの国際関係を簡単に紹介し、その後、七・八世紀の史書に記載された日本と三国の具体的な外交事件から、日本の外交意識を詳しく分析する。最後に、史書の記載及び具体的な事例に基づき、客観的に日本の外交意識の成因及び影響を究明する。
キーワード:国際関係、外交意識、成因、主体性
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに-(1)
第一章 七・八世紀の東アジアの国際環境-(3)
1.1 隋の滅亡と唐の建国及び発展-(3)
1.2 朝鮮半島の統一と新羅-(4)
1.3 渤海国の建国と発展-(5)
第二章 七・八世紀の日本-(7)
2.1 大化改新と律令制の確立-(7)
2.2 国風高揚の時代到来-(9)
第三章 七世紀以降日本とアジア大陸の外交活動-(11)
3.1 日本と中国-(11)
3.2 日本と新羅-(14)
3.3 日本と渤海国-(16)
第四章 日本の外交意識の成因と評価-(18)
4.1 成因-(18)
4.2 評価-(20)
おわりに-(24)
参考文献-(25)
文献概要-(26)
謝辞-(29)