要 旨
本論文では、バブル経済の時とその後の日本の女性達の結婚観の変化について明らかにする。その中で、なぜ女性の結婚条件としていた「三高」が消えたのかを分析することが目的である。本研究は様々な先行研究に基づき、筆者自身の経験や考えも反映されている。本論のはじめから、日本で女性達の結婚観の変化を明らかに説明する。第1章では、日本のバブル経済とその後所謂「失われた10年」の経済を対比しながら、なぜ昔の結婚条件の一つであった「高収入」がモテなくなったのかについて研究した。第2章では、日本社会ないし世界各先進国は学歴を重視していた社会から個人能力を重視している社会と変化していく傾向を分析し、なぜ「高学歴」は重要ではなくなったのかを説明した。第3章では、日本男性の平均身長の伸びや、日本社会全体の美意識などに巡り、「高身長」がそのように大切ではなくなった理由を書いた。おわりに、今後の課題、つまりなぜ日本人女性の結婚観は「三低」になったのかを記した。
キーワード:結婚観 三高 社会意識 女性 日本社会
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに-(1)
第1章 なぜ「高収入」が消えたのか-(3)
1.1 「高収入」を求められた昔-(3)
1.2 「高収入」を求められなくなった原因-(5)
1.3 現状(6)
第2章 なぜ「高学歴」が消えたのか-(8)
2.1 「高学歴」を求められていた昔(8)
2.2 「高学歴」を求められなくなった原因(9)
2.3 現状-(10)
第3章 なぜ「高身長」が消えたのか(12)
3.1 「高身長」を求められていた昔-(12)
3.2 「高身長」を求められなくなった原因-(13)
3.3 現状(14)
おわりに(16)
参考文献(17)
文献概要(18)
謝辞(20)