要 旨
国内外では日本語の否定助動詞「ない」についての研究がたくさんある。しかし、ドラマを直接の本源とした研究は少ない。日本語の学習者が更に「ない」の語調を身に付けるために、本論文は、選定したいくつかのドラマから「ない」の語調の分析と研究を目的とした。まず、「ない」の性質と分類を簡単に説明した。次に、ドラマに出てきた「ない」を収集して整理して、「アクセントの変化」、「イントネーションの変化」という二つの問題点をめぐって、分類してから「ない」のアクセントとイントネーションの変化について総合的に検討した。その結果、「ない」のアクセントとイントネーションの変化は大体教科書に載ったルールに一致するが、しかし、アクセントとイントネーションの変化は実際な言語環境や話し手の気持ちなどの要素に影響されることがあきらかになった。
キーワード:品詞 アクセント イントネーション
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに-(1)
第一章 研究の目的と方法-(2)
1.1 研究の目的と意味-(2)
1.2 研究対象と分析方法-(2)
1.3 先行研究-(4)
第二章 「ない」の品詞-(5)
2.1 否定助動詞の「ない」-(5)
2.2 形容詞の「ない」-(7)
第三章 ドラマから見た「ない」の表現と語調の変化-(9)
3.1 ドラマにおける「ない」の表現-(9)
3.2 「ない」のアクセントの変化-(11)
3.3 「ない」のイントネーションの変化-(21)
おわりに-(28)
参考文献-(30)
文献概要-(31)
謝辞-(33)