要旨:本稿では認知言語学の視点から、プロトタイプ理論に基づき、「立つ」という動 作の原型から考察し、イメージスキーマを捨象して「立つ」の基本義を脱出する。そして、Langackerのネットワークモデルに基づき「立つ」の拡張義を分析し、多義語「立つ」の意味拡張のメカニズムを明らかにしてみたい。
キーワード:認知言語学 動詞 意味拡張 多義語
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.先行研究-2
2.1認知言語学について-2
2.2多義語の研究について-2
2.3意味拡張と多義分析モデルについて-3
3.「立つ」に関する先行研究-5
3.1「立つ」に関する研究現状-5
3.2「立つ」のイメージスキーマ-5
3.3「立つ」の基本義-6
4.「立つ」の意味拡張のメカニズム-10
4.1「立つ」のプロトタイプ的な拡張-10
4.2「立つ」のイメージスキーマ的な拡張-11
4.2.1空間的な意味拡張-11
4.2.2 空間から抽象的な概念への意味拡張-14
5.終わりに-18
参考文献