要旨:『心』は日本の作家夏目漱石の代表作品である。小説は時代の変化を背景に して、愛情と友情の衝突と「自己本位」思想から「則天去私」思想までの変化 を描写する。日本近代知識人の内心の矛盾と無力感また自身の尊厳の精神世界 を守りたがっていることを表現する。
本稿は『心』の中の複雑な人物のイメージと入り混んでいる関係を分析し、 夏目漱石の「則天去私」思想を探求する。四部分からなっている。第一部分は
『心』と夏目漱石およんでその思想を述べる。第二部分は人物の感情を分析し、 人物の関係を通じ「自己本位」思想の弊害と、知識人の膨らむ「私欲」を見出 し、作者の「則天去私」思想が現れる。第三部分は人物の結末を分析し、先生 の死と K の死から「自己本位」思想の不可実現性を見出し、「則天去私」思想 は主導的な地位を占めることを発見する。第四部分は作者の「則天去私」思想 を選ぶ原因をまとめる。
夏目漱石は『心』を通じ、読者に自らを確立する喜びから私欲の膨らむへの 転換過程を展示した。「自己本位」思想は人間に衝突と「自ら」の苦痛をもた らした。夏目漱石は「則天去私」思想を提出した。
キーワード:夏目漱石-心-自己本位-則天去私
目次
要旨
中文摘要
はじめに1
1 夏目漱石と『 心 』 1
1.1 夏目漱石について1
1.1.1 夏目漱石の一生2
1.1.2 夏目漱石の思想3
1.2『心』について3
1.2.1『心』の創作背景3
1.2.2『心』のあらすじ4
2『心』に反映された「自己本位」思想‥4
2.1「自己本位」思想の時代背景4
2.2「自己本位」思想の内容5
2.3『心』から見た「自己本位」思想6
2.3.1 先生と K の悲劇6
2.3.2 先生と妻の不幸6
3『心』に反映された「則天去私」思想7
3 . 1 「 則 天 去 私 」 思 想 の 時 代 背 景 7
3.2「則天去私」思想の内容8
3.3『心』から見た「則天去私」思想8
3.3.1K の死8
3.3.2 先生の死8
4 夏目漱石の「則天去私」思想の選定9
4.1「自己本位」思想の切り捨て9
4.2「則天去私」思想の発展10
おわりに11
参考文献12
謝辞13