要旨:「創世神話」という言葉は西洋から通訳された学術用語であり。天地開闢と人類の起源の神話を指している。創世神話は人類が原始の時で、空想という形で、自然と宇宙に対する幼稚な解釈と説明である。この世界で、各創世神話を持っている民族はほとんどである。創世神話は学者が人類思想に対する最初の成果との科学の源と思われる。各国の創世神話はほぼ二つの部分から構成され、一つは天地開闢神話、もう一つは人類の起源の神話である。
本論文は中国の神話伝説と日本の『古事記』に基づき、中日両国の創世神話での創世神の相違点と共通点を研究する。また、その相違点や共通点が生まれた原因を論じる。その上、中日両国の創世神話と創世神との関係をまとめる。
本論文は四部分からなっている。第一部分で、中日両国の神話に関する書籍を紹介する。第二部分で、中日の天地開闢神話や人類起源の神話や洪水神話を具体的に紹介する。第三部分で、その共通点と相違点を具体的に分析する。共通点は三つがある。第一、時代背景はすべて混沌時代である。第二、中日両国の神の性質は全部独身神である。第三、両国の神話の中で、兄妹結婚と奇形児の誕生がある。相違点も三つある。まずは、中国の神は自然に対する関係は自然を征服したく、日本の神は自然を尊敬する態度である。次は、中国の神はいつまでも神様であり、日本の神は豊な人間性がある。最後、中国の神は大陸神で、日本の神は海洋神である。第四部分で、上述した相違の生まれた原因を分析する。その結論としては、日本の創世神話は中国からの影響を受けたことが分かった。しかし、中日文化を受容しながら、日本本土の自然や宗教融合し、だんだん自分の特徴を持つようになった。海洋民族神話と大陸民族神話はだんだん違う特色を呈するようになった。
キーワード:創世神話 『古事記』 中国の伝説 創の世神 共通点と相違点
目次
要旨
中文摘要
はじめに1
1、中日両国の神話伝説1
1.1、天地開闢神話1
1.2、人類起源神話2
1.3、洪水神話3
2、両国の創世神の共通点と相違点4
2.1、共通点4
2.1.1、時代背景4
2.1.2、独身創世神話4
2.1.3、兄妹結婚と奇形児の誕生4
2.2、相違点5
2.2.1、自然に対する態度5
2.2.2、神の性質5
2.2.3、内陸神と海洋神6
3、相違の原因6
終わりに8
参考文献9
謝辞10