要旨
日本と中国は一衣帯水の隣国であり、両国は二千年余りの友好交流の歴史がある。日本は、中国から様々な文化を吸収した。文字、茶道などのように中国で生まれ日本で花開き実を結んだ例は枚挙にいとまがない。しかし、中国の文化は日本へ伝えられた後、そのまま引き受けず、日本の伝統文化と結びつき、日本民族の独特な気質と風格が備わる。祝祭日もその典型的な例として日本の本土文化と融合し、日本独自な特徴を持つようになった。
日本では経済の発展とともに、自分の伝統文化(実は吸収された文化を本土で加工した文化)もよく保留されてきた。この種類の新しい文化自体は更に新しい生命力を持つ。それに対して、中国では伝統文化が段々失われてきた。近年来、伝統文化を守るという呼び声も時々耳に入る。そこで、我々は伝統文化を立派に保存した日本に学び中国伝統文化を守るべきだ。
本論では中日両国の祝祭日の現在状況が異なる原因研究したい。中日の間で深いつながりがある三つの祝祭日の起源、変遷ないしその原因を探りたい。そして、中日の両国の対比を通し、中国の祝祭日の現状の原因を探求したい。それは、時代の変遷、政治、地理などの複雑な影響で形成されたと考える。今後、それについて、中日両国の祝祭日に対してより深い研究を行い、中国の祝祭日の保護にもっと実際的な提案をあげようと考える。
キーワード:祝祭日;伝統;保護;文化
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに1
1.1 研究の目的と意義
2.祝祭日の起源1
2.1日本の祝祭日起源
2.1.1日本のお正月の起源
2.1.2日本の端午の節句の起源
2.1.3日本の七夕の起源
2.2中国の祝祭日起源
2.2.1中国の春節の起源
2.1.2中国の端午の節句の起源
2.1.3中国の七夕の起源
3.中日祝祭日の変遷と原因.4
3.1日本祝祭日の変遷と原因
3.1.1日本のお正月の変遷
3.1.2日本の端午の節句の変遷
3.1.3日本の七夕の変遷
3.2中国祝祭日の変遷と原因
3.2.1中国の春節の変遷
3.2.2中国の端午の節句の変遷
3.2.3中国の七夕の変遷
3.3原因
4.中国伝統祝祭日文化保護への提案.6
5.おわりに
参考文献.10
謝辞