要 旨
本研究は、中日両国既存の庭園を比べて、文化の相違点を分析することを目指している。地域を縮めるために、中国蘇州と日本京都の私家庭園だけを研究することになっている。まず、その建築の歴史を追って、各時期の庭園の特色とその時代との関連性を論じた。それに基づいて、両地の美学を比較した。つぎに、宗教から両地の人の精神追求を調べ、それはどうやって庭園の仕組みを影響を与えることを分析した。
キーワード:蘇州 京都 禅宗 儒学 枯山水
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに-(1)
第一章 庭園の歴史について-(2)
1.1 中国庭園の歴史-(2)
1.2 日本庭園の歴史-(3)
1.3 中日古典庭園の源流関係についての分析-(5)
第二章 美学の違い-(6)
2.1 中国の美学-(6)
2.2 日本の美学-(7)
2.3 造園手法上の違い-(8)
2.4 庭園の美意識の差-(9)
第三章 宗教の相違点-(11)
3.1 中国の儒家-(11)
3.2 日本の禅宗-(11)
3.3 両者の関連性と相違点-(12)
おわりに-(14)
参考文献-(15)
文献概要-(16)
謝辞-(17)