要旨
SNH48はAKB48の姉妹グループのひとつであり、2013年1月12日から活動を開始している。
AKB48は「会いに行けるアイドル」をコンセプトに、専用劇場でチームごとに日替わりでほぼ毎日公演を行っている。メディアを通した遠い存在だったアイドルを身近に感じ、その成長していく過程をファンに見てもらい、ともに成長していくアイドル・プロジェクトとされている。人気の上昇に伴って本業以外でも個々で活動するメンバーが増えている。
精神科医斎藤環は『「AKB48」キャラ消費の進化論』でAKB48成功のコツ(複数買い)について詳しく述べている。それは、同じタイトルの曲を2種類以上の仕様で同時発売し、さらに生写真、握手券などをランダムで添付することによって、販売を促進することである。
営業戦略はAKB48成功の主な原因となっているが、そのファンの基盤がオタクであることが中国と異なっている。中国には日本のオタクのような人たちが多くない。ではAKBと同じような戦略で中国のSNH48は成功することができるのだろうか。
本稿ではAKB48の営業戦略を分析すると同時に、中国における少女アイドルグループの衰退と比較し、現在の中国の状況において、SNH48が成功できるかどうかについて研究してみたい。
キーワード:SNH48; AKB48; AK98; 営業戦略; Sapphire Girls(藍宝石少女)
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに.1
2.SNH48とは何か2
3.AKB48の日本での営業戦略について2
3.1プロデューサー-秋元康
3.2劇場公演
3.3総選挙
3.4じゃんけん大会
3.5握手会
4.AKB商法の利点と欠点.6
4.1利点
4.1.1経済の発展を促す
4.1.2中日友好40周年のアンバサダー
4.2欠点
4.2.1大量購入
4.2.2独占禁止法違反騒動
5.SNH48の中国での営業戦略について.8
5.1テレビドラマに出演
5.2バラエティ番組の収録に参加
5.3劇場公演
6.中国の少女グループとの比較10
6.1AK98
6.2 Sapphire Girls(藍宝石少女)
7.おわりに-今後のSNH48の展望11
参考文献14
謝辞