『万葉集』における桜イメージに関する研究
要 旨:日本平安時代桜を詠んだ歌がたくさんある。それらの和歌はすべて実際の景色を唱えるのだろうか。それらを詩歌創作の歴史的な背景、同じ時代生まれた民謡及びその時中国における桜を詠んだ作品と比べて、「非現実」の花が多く見つかった。『万葉集』は、日本において7世紀後半から8世紀後半ごろにかけて編まれた現存する最古の和歌集である。本稿では、『万葉集』を例として、和歌に出てくる桜の象徴意義を考察してみる。最後に出した結論は真実の桜というよりはむしろ幻の桜だということである。つまり、この作品に出てくる桜は心地の花で、政治的で不可欠のシンボルである。
キーワード:万葉集 桜 象徴意義
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.桃の花からの昔話-3
3.詩歌の中にある日本の桜-7
4.日本人の反応-10
5.終わりに-12
謝辞-14
参考文献-16