要 旨:日本語の擬声擬態語は独特で、数量が多く、使い方も複雑で、無視できない。近年、日本にでは笑い方に関する擬声擬態語が徐々に増加しつつある。日本人の笑い方は独特で、人々のコミュニケーションにおいても重要な役割を果たす。したがって、本論文では、笑い方に関するオノマトペの語義特徴及び中国語訳方法についての研究を通じて、笑い方に関するオノマトペの中国語訳に相応しい翻訳方法をまとめてみることとした。それにより、日本語の学習者が笑い方に関するオノマトペに持っている認識及び理解を深め、中日両国のコミュニケーション及び発展を促進していきたい。
全論文の構成は以下のとおりである。
先ずは、先行研究史の整理である。国内外における笑い方に関するオノマトペの日中翻訳方法の研究に基づいて、オノマトペの定義及び発展現状を全般的に分析する。次に、笑い方に関するオノマトペの語義特徴を分析し、生粋の中国語との理解相違を比較し、それにおける正確な訳語を探求してみることとした。以上のことをもとに、相応しく、適切な日中翻訳方法をまとめてみたい。
最後に本論文の指摘した点を総括し、今後に残された課題及びこの分野の展望を述べる。
キーワード:オノマトペ、語義特徴、日訳方法 、研究意義
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.オノマトペの定義と先行研究-1
2.1オノマトペの定義-1
2.2先行研究-2
3.笑い方に関するオノマトペの特徴-3
3.1「ABAB」型の「持続性」-3
3.2「AっB」型の「動作の瞬間性」-4
3.3「り」型の「状態の瞬間性」-5
4.笑いに関する日中翻訳方法-5
4.1直訳-6
4.2意訳-7
4.3多義性の翻訳-9
4.4 男女の翻訳の違い-10
5.終わりに-11
謝 辞-12
参考文献-13